好きだよ?(短編)
~キ~ンコ~ンカ~ンコ~ン♪~



「よしっ!これからHRをはじめる。
 今日話し合う内容は生活の仕方についてだ。」




先生は迷惑なほどの大きな声で言った。


「あの~そんなことどーでもいいと思いまぁす。」


一人の女子がだるそうに言う。



「そぉだよなぁ。どぉでもいいよなぁ。

 よしっHRは自由にしゃべっていいぞ。

 ただし小さい声でな。

 ほかの先生にばれると怖いから。」



先生は乗せられたかのようにそう言った。



でも心の中ではすっごくうれしかった

どんなに暑苦しいこの先生でも


こんなところは大好き!


まっ。先生としてはどうかと思うけど。

なんて思ったり。




ってそんなことはどうでもよくて・・・




あっ!やっぱり!!






「Z、Z、Z・・・」


裕貴が気持ちよさそうに寝ている。

この寝顔がとてもかわいくて、

この時間がとても大好きだった。

この寝顔をずっと見ていたい、

なーんて思って裕貴の顔を見ていると・・



「何で俺ばっかり見てんの?」


「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」




いきなり裕貴が目をあけた。
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