好きだよ?(短編)
寒い冬
裕貴は寒そうに袖の中に手をいれている。

まるで女の子のように。

そんなところもかわいく見えてしまうのは

恋の病のせいでしょう。




ただ、かわいくない私は・・

「裕貴女の子みたい!

 なんか変なんだけど!!」

なんてことを言ってしまった。


自分でいったことに自分で反省する・・


だから何の発展もないんだろうなぁなんて思いながらボーっとしていると



「夕貴ちょっといい?」


涼子に呼ばれた。

「うん。いいよぉ」


私は軽く返事をした。



これから起こることを知らずに・・
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