好きだよ?(短編)

本当の笑顔と少しの別れ

「ってゆうか、夕貴は好きな奴いねぇの?」


裕貴は話を変えた。

しかもあまり触れてほしくない話に・・・



「好きな人はいるかなぁ。けっこうかわいぃ系の人」


私は素直に答えた。


「あっ!もしかして黎?」


裕貴はクラス一かわいい男子の名前をいった。


「さぁどうでしょう?」


わたしはわざと曖昧な返事をしてみた。


「あっ!ぜってぇ黎だろ!」

裕貴は負けじと言ってきた。


「それは言わないってばぁ!」

私はさっきとは違う本当の笑顔で言った。


そんな話をしばらく続けていると、先生が前に立って話し始めた。

「え~明日からは冬休みだ。

 健康に気をつけて安全に過ごすように。以上っ!」

相変わらず先生の話は短い。

ってゆうか明日から冬休みじゃん!すっかり忘れてたよ。

えっ!?ってゆうことは

二週間裕貴に会えないってこと?そんなの地獄だよぉ・・・・

土日の休日だけでも辛いのに・・

でもしょうがないよねっ。冬休みをなくすことは出来ないしっ・・・

よしっ!がんばろうっ!!!

そして冬休みが始まった・・・

冬休み一日目。

「あぁ~~~~~~~!!
裕貴に会いたいぃ~~~~
辛いよぉ辛いよぉ辛いよぉ~~~~!!!!」


そんな独り言をいってみた。


周りから見たらただの変な人だ。でも今の私にそんなこと関係ない。

そんなことを思い始めたらきりがないので、なるべく裕貴のことを思わないように一日を過ごした。

そして、地獄二日目。正しくは冬休み二日目。
なにもなく一日が過ぎる。
そして3日4日・・・
冬休みが終わった。



「行ってきま~す♪」

やっと裕貴に会える~幸せッ
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