好きだよ?(短編)

卒業の時が近づく

そして時は過ぎ卒業式シーズンに。


「そろそろ卒業だね~ちょっと寂しいかも」

ほんとゎちょっとなんかじゃない。裕貴の隣じゃなくなるのはすっごく寂しい

そして璃衣はというと、

「麗於かっこいぃ」
       れお
そう私の逆隣の麗於に恋をしている。

しかも熱烈な(笑)

まぁうちには関係ないけどね。

うちには裕貴しか見えないもん

だけどそんな璃衣のテンションが今日は低い。どうしたんだろう??

「ねぇ、璃衣どうかした??」

「・・・夕貴には言えない」

「うちには言えないってどういうこと??」

「・・・あのね、美奈から聞いたんだけど麗於が夕貴のこと好きらしいの。。。」

「え??そんなの嘘に決まってんじゃん!!信じちゃだめだよ!!」

「でも、確かに麗於、夕貴と話してるときは楽しそうだし・・・」

「じゃぁもしそうだとしてもうちは裕貴が好きなんだから関係ないよっ」

「そうだよね。夕貴は裕貴が好きなんだもんね!!」

「うん。そうだよ♪まぁたまに麗於がかっこよく見えるときもあるけど・・・」

「えー本当に!?」

「でも、裕貴のほうが好きだからっっ」

「だよね♪よかった!!夕貴が麗於のこと好きだったらどうしようかと思った~」

「まぁ余計なことは考えないで告白のことだけ考えたら??」

そう。璃衣は今度麗於に告白するんだ。

「うわ~ん(泣)それ言わないでよぉ」

「ちゃ~んと好きって気持ち伝えなきゃだめだよ??」

「うん。わかってるよぉ。。。」

「ちゃんとうちがついていってあげるからっっ!!」

「夕貴ありがとぉ(泣)」

「もぉ、泣くなって!!」

「だって~」

「ほら、麗於来たよっっ」

「えっ!!どこ~??」

「そこだよっっ裕貴と一緒に歩いてきてるじゃん!!」

「ほんとだ~麗於、やっぱかっこいぃなっっ」

「裕貴のほうがかっこいぃよっっ」

「え~麗於のほうがかっこいぃよ~」

「裕貴だよ~」

あははっ★
私たちの他愛もない会話が続く。
こうしていられるのもあとちょっとなんだ・・・
こんな時にそう感じる。やっぱ切ないな・・・
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