君への橋渡し
『自業自得だ!!僕の意見すら無視して勝手に、こんな場所に連れて来てさっ!!』


『父さんの考えが分からないよ!?どうして今更こんな場所に引越しなんて…。』

力達親子が、今いるこの場所(島)は周囲を、ぐるっと海に囲まれており船を使わないと来れない場所にあった

そう、ここは人口100人ともみたない
いわゆる離れ島小島だったのだ!!

力が先程から、ずっと不機嫌だった理由は、この場所にあった。

そして、力は父の問いかけに答える事なく窓の外を眺めはじめた。

「……。」

しかし外の風景は、見渡す限り田畑に覆われ、あちこちに案山子<かかし>が立っているだけだった。

建物は建物で、まるで昭和にタイムスリップしたかのような小民家が立ち並んでいた!


コンクリートジャングルと言われる場所で育ってきた、力にとってココは、本当のジャングルと言っても過言では、ないだろう!

< 3 / 11 >

この作品をシェア

pagetop