君への橋渡し
かずさの目の前には立派な仏壇があり先程かやが、かずさに持たせた
おにぎりが供えられていた。


まさか、かずさの父親はー…。



っと その時だった

かずさの頭上から

「か〜〜〜ず〜〜〜さ〜〜…っ!!」

鬼の唸(うな)り声のような声がした。

その声に、かずさは『ヤバッ』…みたいな顔をして後ろを恐る恐る振りかえると…そこには、


仁王立ちをした男が立っていた!


その男の顔にも、これまた見覚えがあり懐かしい顔であった!
そこにいたのは、かや同様
逞(たくま)しく大人へと成長した『力』が立っていた!


「父……。生きてたの」

苦笑いをする。かずさ!

「あ〜の〜な〜…っ!!勝手に父を殺すな!」

突っ込みを入れた
力は少し怒りモードだった。

身の危険を感じた、かずさは子ザルのような身の軽さで部屋から飛びだした!


「わーーー!逃げろ!!」

「コラっ!!まちなさい!かずさ」



(バタバタバタ)


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