【完】999本のバラを君に。
えーっと、この前は確か保健室にいたんだよね。
二回連続で同じ場所でサボらないから……教室、かな。
なんてもう馴れ始めてる自分が、少し悲しかったり。
廊下を歩いていると、1つの教室から物音が。
ここ、かな?
あたしは、ゆっくりとドアを開けた。
「悠太くん、いま……あ」
そして……一番困ってるのは……。
「あちゃー。まひろちゃん、タイミング良すぎっ」
「ご、ごめんなさいぃぃぃ」
「あたしは、勢い良くドアを閉めた。
「……はぁ」
あたしは、さらに大きなため息1つ。
ドアを開けて、目に入ったのは、悠太君と半脱ぎ状態の女の子。
つまり、イケナイことをしてる真っ最中。