【完】999本のバラを君に。
翔太は途中のコンビにで一回自転車を止めた。
「どうしたの? トイレ?」
「あほぅっ。休憩。真優も、後ろ乗ってて、腰辛いっしょ」
確かに……腰は痛かった、かも。
「もう30分乗ってたからなー。いや、自分でもすげぇわっ」
「ご、ごめんね、ずっと前で……」
「いいって。俺がしたかったんだし! それより、アイス奢ってやるから選べ」
「え、いいの?」
どれにしよっかなぁ。
目を輝かせながら選んだ結果、無難にモナカ。
「これ!」
「りょーかい」
翔太は、モナカを一個とって、レジへともっていった。
あ、あれ……?
「翔太は食べないの?」
「こんなに疲れてるのに食べないわけないだろー?」
「でも……」
一個しか買ってないじゃん。