【完】999本のバラを君に。
真優ちゃん……真優ちゃんは、光なんだよ。
俺にとっても……兄貴にとっても。
兄貴も、だから手放せなかったんだろ?
君の笑顔が、どれだけ眩しいか。
どれだけ、俺等兄弟を救ったか、知らないだろ?
親父の言う通りの道を歩いて、女に対してなんの感情をもたない俺に、愛する気持ちを教えてくれたのは、他の誰でもない……真優ちゃんだよ。
『バカっ』
そう顔をまっ赤にして笑う君が愛しくて。
ありがとう……。
たくさんの幸せを、
たくさんの笑顔を俺にくれて。
短い時間だったけど、君との時間はとても幸せでした。