【完】999本のバラを君に。
「後つけるなんて、趣味悪いんじゃないですか。元彼氏さん」
「彼氏でもねぇ奴が、コイツに触れんな」
翔太の言葉に、胸が熱くなる。
やめて。変な、期待させないでよ……。
「勝負しよーぜ、相原。三打席勝負」
は、はい??
なに、それ。
なんの勝負ですか。
なんてあたしが混乱してる間に、翔太はこのわけのわからない勝負を受けていて。
明日の放課後に、勝負が行われることになった。