【完】999本のバラを君に。
屋上について、フェンスに寄りかかりながら、梨華に昨日のことをゆっくり話した。
「どーしよー……嫌われた、かな……」
「それはないと思うけど……」
「なんで? 絶対ウザイ奴って思われた……」
「んーーーー。あたしが言うのもなんだけど、相原って結構べた惚れだと思うな、真優に」
「なんの根拠があって?」
「見てればわかるよ。自信もちな?」
「……うん」
梨華にそう言われたけど、やっぱり不安のままで。
その後、梨華は授業に戻ったけど、あたしは気持ちが落ち着かず、保健室に。
保健室のベッドで横になりながら、たくさん考えたけど、不安は消えないまま。
……翔太は、本当にあたしのこと、好きなのかな。
……シたかっただけ、かも。
いろんな事が、頭の中をグルグルとまわっている。