【完】999本のバラを君に。
「あ、あたしも……翔太が、好き、すぎるの……っ」
予鈴がなって、翔太とキスできなくて……。
あのとき、どう思った??
「翔太と、もっと、近づきたいよ……っ」
離れてる間、ずっと思ってた。
すれ違う時、触れたくて、近づきたくて。
顔をまっ赤にする翔太。
そんな、翔太が愛しくて。
「ばかやろ……」
そう小さく呟いて、翔太は、そっと唇を重ねる。
唇が離れ、見つめ合う。
そして、もう一度重なって。
けど、今度は触れるだけじゃなく、段々と深くなっていく。