敵と味方と機械仕掛けの少女達
いつものように愛しのあの人からの
『お遊戯』を終わらせて、『家』に帰る。
帰ると必ずあの人が私の名前を呼ばずに
あの子の名前を呼ぶ。
「おかえり aria(アリア)」
そして返事をするのは私
「ただいま マスター」
私が返事した後必ず今度は私の名前を呼んでくれる。
「・・・・・・莉亜(リア)」
私に向ける笑顔はあの子に向ける笑顔じゃないけど・・
私がそこにいることを証明してくれたそれだけでいいのだ。
・・・意識が・・・・またあの子になってしまう。
「・・・・・・・・おやすみ。」
あの子から言葉を聞いて瞼を閉じた。