敵と味方と機械仕掛けの少女達
うう、イタイ。まじ痛い。グリンピース一万個。
[そりゃねェよ!!!]
「五月蝿い黙れ。ゴミ虫が」
[おい!前敵!]
「はぁ」
背中にある番傘を抜き開く。
「あんまり好きじゃないんだよな・・・・」
『舞闘、一の音』
[『威』]
肉片が飛び散る。紅いしぶきとともに、番傘がまた紅いマダラ模様に染まる。
ああ、死にぎわこそが美しい。それが、父:鴉の口癖だった。
父というのもおかしいかもしれない。
製作者だ。いま私が一番殺したい相手だ。しかし、あの口癖だけは
「美しいな。」
同意せざる負えない。