敵と味方と機械仕掛けの少女達

目を閉じて眠りにつく。

そして、核である歯車が取り出された。

歯車の色は赤。

それから見えないがそこにある半分だけの透明の歯車。


マスターと呼ばれる青年はその透明の歯車を愛しく見つめる。

そして、少女の中にある歯車や機械をいじっていく。


もうそれは人でなくただ、機械に人の肌をつけている。


タダノ機械にすぎない。



しかしその、機械を愛しそうに撫でる。
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