君の瞳に囚われて(加筆・修正しながら更新中)
それを見てからフローラが作ってくれた焼き菓子を口に入れた。
「・・・やっぱり美味いな」
7年越しの味に自然と笑みが出る
「ふふっ」
「あの~ 俺も食べていい・・・?」
「もちろん。どうぞ」
ヴァイスも一口食べると
「何だコレ!?・・・マジで美味いっ!!!」
美味いっ!を連発して次々と口に運ぶコイツの首を絞めてやろうか・・・
「沢山、焼いたから後でお部屋に持って行くね!」
そう言って俺の口の中に焼き菓子を押し込んだ。
---俺、そんなにヴァイスを睨んでいたのか?
焼き菓子がまだ残っている事を教えてくれたフローラに紅茶を手渡された。
まったりとしたティータイムを終えた俺達は執務に戻り、フローラとアリスは片付けて部屋を後にした。
「あぁー、美味かった~」
---コイツ・・・殆ど一人で食いやがった