君の瞳に囚われて(加筆・修正しながら更新中)
俺の冷ややかな視線を物ともせずにテーブルに用意されていく食事を物色してる
「いや~、美味そうっ!」
テーブルの食事は夜の9時を回っているのに、フルコースが用意されていた
---寝起きで、こんなに食えるのか・・・?
席に着くと給仕の男がグラスに酒を入れようとしたので断り水を入れてもらう
食事を始めたが案の定、食欲が出ない。
横のフローラを見ると、やはり食欲がないのかサラダだけを食べていた。
「おい。このメニューは・・・」
「俺が頼んだんだよ~!ん~幸せっ!!!」
「お前はいいかもしれないが寝起きでこんなに食えるかっ!」
「えぇ~?食えるっしょ。俺なんて2度目だけどペロッと食えちゃうぜ!」
---ちょっと待て。コイツ、2度目って言ったか?
「おい、ヴァイス お前、夕飯食ったのか」
「ん?夕飯は食ったよ~ んでもって、コレは夜食だから!」
「屁理屈言うんじゃねぇよ」
「ふふっ」
俺達の会話を聞いていたフローラが笑い出した。
そんなに面白かったか?コイツとの会話にイライラすることはあっても笑える要素なんて無いと思うんだが・・・