君の瞳に囚われて(加筆・修正しながら更新中)
「わかった」
「はっ!?王子っ!?」
俺が許可する筈無いと思っていたのかヴァイスが目を見開く
「いいの?」
「確かめたいんだろ?」
「うん」
「いやいや、ダメだろっ!何があるかわからないんだから危険すぎるでしょーがっ!!!」
「フローラは俺が守る」
黒い霧がこれからどんな動きをするのかわからない以上、城に居るよりも傍に居た方が守れる。
それにフローラが一緒に居た方が邪悪な気の正体を掴めるかもしれない
「マジなのか・・・」
コクリと頷けば「はぁ~」っと深い溜息を吐いたヴァイス
「了~解。その代わり姫さんと絶対に離れないでちょーだいよ?」
「当たり前だ」