君の瞳に囚われて(加筆・修正しながら更新中)

当たり前のように姫さんの隣に王子が座って紅茶に手を伸ばす。


アリスが居るからさっきの話をする事は出来ない。


「そう言えば魔法石ってどうなったの?」


「これから持ち主を探し出す魔法を仕掛けるところだ」


姫さんが聞いてきた事を王子が答えていく


「魔法封じの袋に入れてあるから明日にしたんだよ」


今日は疲れたからね。って言えば


「お前は疲れてないだろ」


王子の冷ややかな お声が掛かる。


---俺、泣いちゃうよ?今日は全速力で走ったんだよっ!


「そろそろ夕食の準備が出来ると厨房で聞いてきたのですが」


アリスが教えてくれた。もうそんな時間か・・・


「俺、もう腹ペコだよ」


・・・コンコン


「入れ」


また王子が入室の許可をする。ここ姫さんの部屋なのに・・・


・・・カチャ


「やっぱり、ここだったのね!ヴァイス一緒に食べましょ!」


「あら、パール嬢」


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