君の瞳に囚われて(加筆・修正しながら更新中)
「そっか・・・わかった!直ぐに連れて行くよ」
走り出したヴァイスの気配が消えていくのを背中に感じながらフローラに視線を戻すと眠っていた。
・・・カチャ
扉を開けて、真っ直ぐにベッドへ向かいフローラを寝かせた
真っ青だった顔色は少しだけ血の気が戻ってきたように見える。
フローラの寝顔を見ていたら扉をノックする音が部屋に響いた
・・・コンコン
「入れ」
入って来たのはルイスと呼びに行ったヴァイス。
「失礼致します」
「姫さんの様子は?」
静かに扉を閉めて部屋に入ってきたルイスとは対照的にドカドカとベッドに近付いてくるヴァイス・・・
---コイツは静かに入って来れねぇのかっ!
俺の視線に気が付いたのかビクッと体を震わせて立ち止まった
「なっ、何だよぅっ!?」
「静かにしろ。フローラが起きる」