君の瞳に囚われて(加筆・修正しながら更新中)
「俺、これ以上仕事が増えたら死んじまうよっ!」
「何言ってるんですか。仮にも竜騎士団の団長様が」
---コイツは俺が不死身だとでも思ってんのか?
「あのね?俺、普段からあの王子に扱き使われてて結構お疲れなのっ!」
そんな俺の切実な訴えはあっさり却下される
「では、倒れそうになったら医務室に来て下さい」
疲労回復に効く薬草を差し上げますから。とにっこり笑顔で言われた
---ダメだこりゃ。
何としてでも姫さんの監禁を阻止しなければっ!と固く心に誓う俺だった
「ところで・・・」
立ち止まっていた俺にルイスが振り返って声を掛ける
「え?何?」
「あなた此処に居ていいんですか?」
---ん・・・?
「此処、もう医務室の前ですよ?あなたは、王子に軽食を頼むように言われてたんじゃなかったでしたっけ?」
---・・・・・
「もっと早く言えよっ!!!」
慌てて厨房に向かう俺だった