君の瞳に囚われて(加筆・修正しながら更新中)
起き上がってベッドの上で座ったフローラを抱きしめても涙が止まらないから背中を撫でていた
暫くすると落ち着いてきたのか体の力が抜けて俺に凭れるだけになったフローラに話しかけてみる
「何があった?」
「・・・・・」
話し辛いのか何も言わずに俺の服を掴んだ手に力が入る
「あの女に何を言われた?」
返事を待っても返ってこないから質問を変えた
すると俯いていた顔をバッっとあげて俺の視線とぶつかる
---やっぱりな
その瞳は「何で知ってるの?」と訴えていて
「あれだけ様子が変われば誰でもわかる」
「あ・・・」
「ん?」
頭を撫でて先を促せば
「あの・・ね?」
「うん」
「ソフィさんのお友達のライラさんって方がいたんだけど」