君の瞳に囚われて(加筆・修正しながら更新中)
「え?」
よく聞き取れなくてもう一度 聞き返した
「・・人間じゃない・・・って」
「なっ!?」
それを聞いた時、怒りが込み上げてきて今直ぐにでも女を殺してやろうかと思ったが、今は腕の中にいるフローラの話を聞く方が先だと何とか心を押し鎮める。
「言われるのは慣れてるつもりだったんだけどな・・・」
苦笑いを見せた彼女
そんな言葉を何度聞かせられたら慣れるというんだ?
そう思ったら再び湧き上がってきた怒りで自分の手を握り締めていた
「お前は人間だ」
無意識に口から言葉が出ていた
「え?」
「誰が何と言おうとフローラは人間だよ」
フローラをきつく抱きしめたら
「あ・・・ありがと」
涙声の言葉と はにかんだ笑顔を見せた