君の瞳に囚われて(加筆・修正しながら更新中)


今日のフローラは珍しく長めのワンピースを着ていた

僅かに透け感のあるミント色。
元々、露出の少ない服を好むフローラは
今日も襟元が隠れるハイネック。
スカートにはギャザーがたっぷりとあしらわれていてボリュームがある。


「本当に・・・」


レイまで見惚れて顔を赤らめていた


ヴァイスやレイでこれなんだからニコルが見たら・・・
想像しただけで眉間に皺が寄る


「ロック?どうしたの?眉間に皺が寄ってるよ」


俺の眉間に人差し指をチョンと当てて覗き込んでくるフローラを見て改めて


「・・・やっぱり監禁だな」


「え?監禁?」


不思議そうに聞き返してくるフローラを腕に閉じ込めて口角を上げれば
視界の端に映るヴァイスとレイの表情が途端に変わる


「じょ、冗談だよねぇ・・・?」


頬を引き攣らせて聞いてくるヴァイスに聞き返せば


「俺が冗談を言った事があったか」


「・・・無いっす」「・・・・・」


無言になった。

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