君の瞳に囚われて(加筆・修正しながら更新中)
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・・・コンコン
暫くすると部屋の扉を叩く音。
「ほいほい」
ちょうど、近くに居た俺が返事をしてドアを開けた。
・・・カチャ
「お食事をお持ちしましたよ」
入ってきたのはルイスと給仕の男が二人。
カラカラと食事を乗せたカートを引いてやってきて、次々とテーブルに用意していく。
見事な料理が目の前に広がって俺の胃袋は緊急事態の音を奏でる。
・・・ギュルルル~
「ヴァイスは待ちきれないようですね」
クスクスと笑うルイスは無視っ!
王子と、姫さんも席に着いたところで食事を始めた。
その間に熱い紅茶を入れてくれるルイスは、ひたすら口に料理を運んでいる俺を見て呆れ顔。
「何だよ?」
ルイスに文句を言えば
「ほんとに、よく食べますね貴方は・・・」
「仕方が無いだろ?腹が減るんだから」
「はいはい。口の中に食べ物が入っている時は喋らないで下さい」
ご飯が飛んでますっ!!って注意された・・・