君の瞳に囚われて(加筆・修正しながら更新中)
まさか、俺の妄想通り「あ~んな事」や「こ~んな事」してたのか・・・
再び俺の頭の中が妄想でいっぱいになっていたら
「何でヴァイスまで顔を赤くしてるのさ?」
訝しげな顔をしたニコルが目の前にいた。
二人の危ないプレイを妄想してたなんて言えない・・・
「うるせぇっ!それよりも王子、早く飯食わねぇと冷めちまうぞ?」
無理矢理、話題を逸らして椅子に座れば恨めしそうに俺を見ているニコル。
仕方がないから、俺用に用意してあったもう一食分の料理をカートから持ってきてニコルの前に並べてやると驚いて俺を見た。
「何だよ?」
「僕の分もあったの?」
「これは俺のおかわり用だ!」
「お、おかわり用?」
は?って顔をしてるから
「だから、俺に感謝して食べろよ?」
ニコルに言ったのに
「偉そうに言うな」
王子に怒られた・・・
王子と姫さんが食事を始めるとニコルも上機嫌で食べ始める。
あの話をするのは食事が終わってからの方がいい。
そう考えていた俺はパンを取って口に放り込んだ。