君の瞳に囚われて(加筆・修正しながら更新中)
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(side:フローラ)
「綺麗・・・」
中庭の一角にある、生い茂った木々の壁に囲まれた花園。
足を踏み入れて、咲き誇る花達を見て呟いた。
そこにあるベンチに腰を掛けて「・・ふぅ」と溜め息を吐く。
星祭りの大体の内容も把握出来たし、あとはパール様達を見ながら動けば問題無し。
やっと覚えた儀式の流れを頭の中で復習しているとザワザワと木々が騒ぎ始めた。
---何だろう?こんなにざわつくなんて・・・
ベンチから立ち上がって花園を出ると、近くにあった大木に手を添える。
<樹木の精霊よ わが召還に応じ その姿を現せ>
詠唱を唱えると、大木から鈍い光が発せられる。
ポゥ・・・と近付いて来るのはこの大木の精霊。
<ざわついているけれど、何があったのか教えて?>
話し掛ければ
<誰かが、この辺りで魔法を使ったから、それに反応したの>
そう答えてくれた精霊にお礼を言おうとしたら、慌てて樹木に戻ってしまう。
そんな反応を不思議に思っていると、後ろで風が巻き上がった。
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(side:フローラ)
「綺麗・・・」
中庭の一角にある、生い茂った木々の壁に囲まれた花園。
足を踏み入れて、咲き誇る花達を見て呟いた。
そこにあるベンチに腰を掛けて「・・ふぅ」と溜め息を吐く。
星祭りの大体の内容も把握出来たし、あとはパール様達を見ながら動けば問題無し。
やっと覚えた儀式の流れを頭の中で復習しているとザワザワと木々が騒ぎ始めた。
---何だろう?こんなにざわつくなんて・・・
ベンチから立ち上がって花園を出ると、近くにあった大木に手を添える。
<樹木の精霊よ わが召還に応じ その姿を現せ>
詠唱を唱えると、大木から鈍い光が発せられる。
ポゥ・・・と近付いて来るのはこの大木の精霊。
<ざわついているけれど、何があったのか教えて?>
話し掛ければ
<誰かが、この辺りで魔法を使ったから、それに反応したの>
そう答えてくれた精霊にお礼を言おうとしたら、慌てて樹木に戻ってしまう。
そんな反応を不思議に思っていると、後ろで風が巻き上がった。