君の瞳に囚われて(加筆・修正しながら更新中)
祈りの儀式
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───星祭り当日
早朝、王子は二コルを伴って隣国へと出掛けて行った。
王子の心配の種である姫さんも星祭りの巫女をする為にパール嬢達と禊の儀式の最中。
「さて、じゃあ俺はそろそろ動くかな・・・」
警備の配置を騎士に告げてから、城外へと出る。
星祭りの儀式が行われる祭壇へ足を運べば、花を飾り付けているルイスが目に入った。
「お~い!ルイスちゃ~ん」
少し声を大きくして呼べば振り向いて手を上げるルイス。
「ヴァイス。どうしたんです?こんな時間に」
不思議そうに首を傾げた。
「ちょいと、野暮用。」
きょろきょろと視線を走らせて目的の場所を探し出す。
目に留まった印に例のモノを置いて王子に言われた通りのルーンを唱える。
『石に宿りし力を解き放ち この地に発現せし力を相殺せよ』
唱え終えれば、石は鈍い光を放ち地面に消えていく。
---よし!これで準備は完了だ。
まだ飾り付けをしているルイスに手を振って、次の目的地に足を運ぶ。
俺の今日の任務はオリビアを見張る事。
城内に戻ってオリビアの姿を探したが、朝から一度も見ていなかった。
今、思えばもっと早くそれに気付くべきだった───
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───星祭り当日
早朝、王子は二コルを伴って隣国へと出掛けて行った。
王子の心配の種である姫さんも星祭りの巫女をする為にパール嬢達と禊の儀式の最中。
「さて、じゃあ俺はそろそろ動くかな・・・」
警備の配置を騎士に告げてから、城外へと出る。
星祭りの儀式が行われる祭壇へ足を運べば、花を飾り付けているルイスが目に入った。
「お~い!ルイスちゃ~ん」
少し声を大きくして呼べば振り向いて手を上げるルイス。
「ヴァイス。どうしたんです?こんな時間に」
不思議そうに首を傾げた。
「ちょいと、野暮用。」
きょろきょろと視線を走らせて目的の場所を探し出す。
目に留まった印に例のモノを置いて王子に言われた通りのルーンを唱える。
『石に宿りし力を解き放ち この地に発現せし力を相殺せよ』
唱え終えれば、石は鈍い光を放ち地面に消えていく。
---よし!これで準備は完了だ。
まだ飾り付けをしているルイスに手を振って、次の目的地に足を運ぶ。
俺の今日の任務はオリビアを見張る事。
城内に戻ってオリビアの姿を探したが、朝から一度も見ていなかった。
今、思えばもっと早くそれに気付くべきだった───