君の瞳に囚われて(加筆・修正しながら更新中)


「・・・・・っ!!」


フローラの裸を見られちまった。背中だけど。


ギロリと睨み付ければ、目を見開いて口をパクパクしているヴァイス。


---魚みてぇだな・・・


「・・・は・・・はだ・・・裸・・・?」


フローラを指差して、頬を引き攣らせるヴァイスは「あわわわっ・・・大変だよ~誰かーっ!!!!」と叫びながら部屋を飛び出して行った。


「・・・ったく」


---拙いな・・・このままじゃ、直ぐに誰かが飛んで来そうだ。


流石に、この状況を他の誰かに見られるのは拙い。

自分だけでも起きようとするのに、腕の中のフローラは抱き付いたまま離れてくれなくて・・・


一度起こして、服を着せた方が良さそうだと考えた俺は


「フローラ? 起きろ、フローラ!!」


声を掛けながら肩を揺すってみた。


「・・・ん・・・ロッ・・ク?」


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