君の瞳に囚われて(加筆・修正しながら更新中)


「だって、王子の腕の中から女の声がしてモゾモゾ動いているんだぜ~?この目で確認するまでは信じられなかったんだよ~っ!」




「ちょっと、ヴァイスっっ!!!」




ルイスとの会話に夢中になっていた俺は、自分の名前を呼ばれて振り返った




「いつになったら食事をしてくれるのっ!!!」




朝食の約束をしていたパールが仁王立ちで立っていた




---あ~・・・ビックリし過ぎて約束忘れてたわ・・・




「今は食事どころじゃなくなっちまったんだよ!一大事だ、一大事っ!!」




「私のお腹も一大事よっっ!!!」



どうやら俺とルイスの会話は聞こえていなかったらしい・・・

お譲ちゃんの腹が一大事で耳に入らなかったのか
< 60 / 393 >

この作品をシェア

pagetop