君の瞳に囚われて(加筆・修正しながら更新中)
「きゃっ!」
いきなり開いた扉の音でフローラの肩がビクッと跳ねた
「...おい!」
「ほらっ!ほらっ!!本当に女がいるだろーがっ!!!」
俺の声を無視してフローラを指して吼えているコイツに殺意を覚える
ヤツの後からルイスとパールまで続いて入ってくる始末
「何の用だ?」
「何の用だ?じゃないでしょーがっ!!!何で女人禁制の部屋に
裸の女が居るんだよっっ!!!」
「煩い。俺が連れて来たからに決まっているだろ」
俺の言葉に、その場に居た皆が固まった
「ロ...ロック様が女性を連れて...?」
ルイスに聞かれて頷くと
「た...大変だっ!!陛下にご報告せねばっ!!!」
「おいっ!ちょっと待てっ!!!」
失礼致しますっ!!!と慌てて部屋を出て行ったルイスには
最早、俺の声など届いてなんかいなかった...