君の瞳に囚われて(加筆・修正しながら更新中)



「あそこで大丈夫なのか?」



普通のお客人だったらいいんだろうけど・・・あそこって人通りが多い
から、色々な意味で危ないと思うんだけど。




「晩餐会の間に部屋を別に移せ」




同じ事を考えていたのか、王子が部屋を変えるようにルイスに言った。




「しかし・・・」




「移せ」




有無を言わせぬ王子の口調に黙って頷いた後、失礼致します。と言って部屋を後にした。




「流石に客室はねぇよなぁ。まぁ、王子の客人として説明してあるから普通に用意されたんだろうけど・・・」




客室だからって警備が薄いわけではない。

それこそ、厳重な警備は施されているが・・・

客室が並んでいる為に、どうしても人通りが多くなる。


そんな所に部屋なんて用意された日にゃ、王子が訪れた事が一発でわかっちまう





















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