君の瞳に囚われて(加筆・修正しながら更新中)
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「父上」




「おぉ、ロック 待っていたぞ」



先に来て父上と話していたヴァイスとパールから視線を外し、こちらに向ける。

今日の主役であるフローラを連れて挨拶をすると彼女を見て呆然としていた。



「ほぉ・・・これは・・・真に美しい お前の大事なお客人だと聞いておるぞ」



父上の言葉に片眉がピクリと僅かに上がる


「フローラと申します」


緊張からか、父上に挨拶をしてドレスを持ち上げた手が震えていた




「本日は堅苦しくない晩餐会と聞いていましたが」



話と違うホールの雰囲気に 思わず部屋に入ってすぐに舌打ちした



「すまんな お前の大切なお客人を招いて晩餐会をすると言ったら、どこから聞き付けたのか大臣達が騒ぎ出してしまってな」



---あの狸ジジィ共 聞き耳だけは立ててやがる




「こんなに堅苦しい晩餐会では楽しめません」






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