嘘つき彼氏 (完)






それから、彩音の小さい顎を
持ち上げて
目を合わせると
一瞬戸惑った顔をして
そらされてしまった







俺はハッとなって
慌てて「ごめん。」と言い
手を離した







すると彩音は
少し考えたような素振りを
見せて
考えもしていなかった
ことを話し出した







「私は、今でも翔太が好きだよ?」







………えっ?














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