嘘つき彼氏 (完)
私は嬉しくて
翔太の腕の中に飛び込んだ
ギュッとすると
翔太はそれに答えてくれているみたいに
ギュッと抱きしめてくれた
「俺さ…
独占力強いんだよね?
だからさ、覚悟しとけよ?」
そう言ってニヤッと笑った翔太を見て
私の背中に嫌な汗が流れたことは
気のせいだと思っておこう
だって今とっても
幸せなんだから
「私だって独占力すっごく
強いんだからね?覚悟しといて?」
そう言うと「お手柔らかに?」
そう言って翔太は笑った