温め直したら、甘くなりました
「……茜、すんごい似合う」
「この、制服が……?」
「……それもそうだけど。婦警のくせして詰めが甘くて、犯人に拘束されちゃってるその姿がたまらない」
「……変態」
「今さらだろ?」
ふっと笑って私の上に覆い被さる集。
そうだ、私はこんな変な人の妻で、しかもぞっこんに惚れてしまっていて……だからこんな恥ずかしい遊びに付き合ってあげられるのだ。
他人に見せられない恥ずかしいことも、集とだったら楽しい戯れに変わる。
もっと、いろんなことがしたいと思う。もっと愛したいし、愛されたいから。
ゆっくりキスを落とされて、それが徐々に深くなって……私がミニスカートの中の太腿をもどかしくこすり合わせていると、彼が言う。
「もう一個、面白い道具があるんだけど」
「道具……?なに?」
「……これ。入れてみてもいい?」
集が片手で掲げて見せたのは、偽物の拳銃。
そんなものまで入っていたんだ……安西さん、これを一体どんな心境で買ったのかしら。
…っていうか。それを入れてみてもいいかって?入れるって、どこに……
「―――――だめっ!」