温め直したら、甘くなりました
「そんな顔するなって」
「だって……」
「大丈夫だ。ちゃんといかせる」
「え……?」
集が眼鏡を外して床に放り投げた。
そして一瞬その裸になった瞳で私を射抜くと、身体を後退させて足の間に顔を埋めた。
「――――だめ、集、あ」
腰から背中にかけて、快感が駆け上った。
つま先がピンと伸びて、あっという間に限界が近くなる。
だけど熱も上がってきたみたいで、視界がゆらめいてきた。
「私……もうだめ、かも」
「それは……どっちの意味?」
「ん……身体、きついかも」
「じゃあ……やめる、か」
集は身体を起こしてため息をつくと、私の隣にごろんと仰向けになった。
これ以上してたら意識を失ってしまってたかもと思うと少しほっとしたけど……
ずっとじらされていた下腹部はきゅうんと疼いて、切ないと言っているようだった。