温め直したら、甘くなりました
ちゃぷちゃぷ音を立てて集の元まで行くと、お湯の中で彼は私を抱え上げて自分の身体の上に乗せた。
「……重くない?」
「ああ、平気。……浮力のおかげで」
「もう!嫌い!!」
ばしゃ、と集の顔にお湯をかけて、私はさっさと湯船から上がろうとした。でも、集に強く腕を掴まれてそれはかなわなかった。
「……冗談だ。一緒に風呂に入るなんて久しぶり……いや、初めてなんだから、もっと抱き締めさせてくれ」
……そんなこと、言われたら、戻るしかない。
今度はがっちり背中に腕を回されて、集は私の胸に顔を埋めた。
赤ちゃんみたい、と微笑ましく感じたのもつかの間……彼は赤ちゃんが絶対にしない舌づかいで、私の胸の先端を弄り始めた。
「――――ん」
ぴりぴりとした刺激が絶え間なく私を襲い、その度に震えながら集にしがみつく。
さっき洗ったはずの場所にまたお湯でないものが満ちてきて、それを知った集の指が中に侵入してきた。
「ちょっと、待って……今日は、するよね?最後は集のがいい」
「んー?そうだな……茜が好きって言ってくれるなら」