ユリアノート
マユ王子はアキから手紙を取り上げると、一行目を縦読みした。
「ど、う、め、い、む、す、ぼ、う……。
同盟結ぼう!」
「そうです。邪馬台国は我らと同盟を結ぶ気があるようですな」
アキは縦読みに気づいて自慢げに、そう言った。
「アキよ、実はワシと王子は縦読みに気付いておった。余裕でな。お前が、縦読みに気付くかどうか試したのじゃ。のう、王子」
ヨル大王はマユ王子にふった。
「は、はい。そ、そのとおりです。見事合格じゃ」
(もう、この親子に仕えるのやめよかな)
「ありがとうございます。ところで、同盟の条件が気になりますな。明らかに、現在の戦況は我が軍にとってよろしくない。不利な条件をのめと言ってくるでしょう」
このような進言をするアキはユリア国に欠かせない存在となっていったのです。
「ど、う、め、い、む、す、ぼ、う……。
同盟結ぼう!」
「そうです。邪馬台国は我らと同盟を結ぶ気があるようですな」
アキは縦読みに気づいて自慢げに、そう言った。
「アキよ、実はワシと王子は縦読みに気付いておった。余裕でな。お前が、縦読みに気付くかどうか試したのじゃ。のう、王子」
ヨル大王はマユ王子にふった。
「は、はい。そ、そのとおりです。見事合格じゃ」
(もう、この親子に仕えるのやめよかな)
「ありがとうございます。ところで、同盟の条件が気になりますな。明らかに、現在の戦況は我が軍にとってよろしくない。不利な条件をのめと言ってくるでしょう」
このような進言をするアキはユリア国に欠かせない存在となっていったのです。