ユリアノート
祝100ページ
「発掘の成果が出ないから、落ち込んでますね~」
「ええ。山本教授やミヨさんばかり活躍されているから、周りの私に対する視線が痛くって」
「私も何度もそういう経験してきましたよ。運だけの問題ですよ。いつか必ず成果は出ます」
「運だけ、ですか? 本当に、運だけなんでしょうか? ミヨさんには才能があると思うわ。私なんて到底かなわない」
「実は、そのことなんですが・・・・・・」
山本は鈴木の発見能力の秘密を松木に話した。
「そうだったんですか。絶頂期に・・・・・・。でも、それも能力ですよね。ズルではないわ。私はミヨさんを好きではないけど、仕事に対する姿勢は尊敬しています」
「ははっ。お松さんらしい」
二人は二時間ほど語り合って、店を出た。
松木と山本が仲良く店内から出てくるところを、偶然通りかかった鈴木ミヨが見ていた。
「発掘の成果が出ないから、落ち込んでますね~」
「ええ。山本教授やミヨさんばかり活躍されているから、周りの私に対する視線が痛くって」
「私も何度もそういう経験してきましたよ。運だけの問題ですよ。いつか必ず成果は出ます」
「運だけ、ですか? 本当に、運だけなんでしょうか? ミヨさんには才能があると思うわ。私なんて到底かなわない」
「実は、そのことなんですが・・・・・・」
山本は鈴木の発見能力の秘密を松木に話した。
「そうだったんですか。絶頂期に・・・・・・。でも、それも能力ですよね。ズルではないわ。私はミヨさんを好きではないけど、仕事に対する姿勢は尊敬しています」
「ははっ。お松さんらしい」
二人は二時間ほど語り合って、店を出た。
松木と山本が仲良く店内から出てくるところを、偶然通りかかった鈴木ミヨが見ていた。