ユリアノート
2
松木が発掘現場に戻り、作業をしていると携帯がなった。
着信は鈴木ミヨである。
「地下二階の保管庫に、科捜研の沢口さんが来られてるの。今からサツキの毒薬を調べてもらうんだけど、あなたもいらっしゃいな」
「はい。ここからですと四十分ほどかかりますよ。着替えたりもしたいので・・・・・・」
「ええ。待っているわ」
松木が保管庫のある建物に着くと、立ち入り禁止になっていた。
また、建物周りには パトカー・救急車・消防車が数台ずつ並んでいた。
「な、なにかあったんですか?」
松木は馴染みの警備員に訊いた。
「なんでも、サツキ毒薬がガス化して、それが建物内に充満したみたいです」
「そ、それで鈴木所長は?」
そう訊く松木に、警備員は首を横にふった。
「山本教授は!?」
松木は続けて警備員に尋ねた。
「教授は中には、いらっしゃらなかったみたいです」
松木は携帯を取り出し、すぐに山本にかけた。
しかし、何度かけてもつながらなかった。
着信は鈴木ミヨである。
「地下二階の保管庫に、科捜研の沢口さんが来られてるの。今からサツキの毒薬を調べてもらうんだけど、あなたもいらっしゃいな」
「はい。ここからですと四十分ほどかかりますよ。着替えたりもしたいので・・・・・・」
「ええ。待っているわ」
松木が保管庫のある建物に着くと、立ち入り禁止になっていた。
また、建物周りには パトカー・救急車・消防車が数台ずつ並んでいた。
「な、なにかあったんですか?」
松木は馴染みの警備員に訊いた。
「なんでも、サツキ毒薬がガス化して、それが建物内に充満したみたいです」
「そ、それで鈴木所長は?」
そう訊く松木に、警備員は首を横にふった。
「山本教授は!?」
松木は続けて警備員に尋ねた。
「教授は中には、いらっしゃらなかったみたいです」
松木は携帯を取り出し、すぐに山本にかけた。
しかし、何度かけてもつながらなかった。