ユリアノート

「フジノ王子様、よろしくお願いいたします」
メシは挨拶した。

「ふむ。よろしくな、相棒！」
フジノは『特命係』を想像しながら、そう言った。

邪馬台国に行くにあたって、ヨル大王は馬二頭と道中の食料として米を二人に与えました。

「父上、米だけでございますか？ 何かおかずが欲しいのですが……」
フジノは不満をもらした。

「ならば、これを持っていけ」
大王は箱をフジノに渡した。

「父上、これは？」

「うちのごはん♪」

「あ、あやちゃん？ ありがとうございます。あったかご飯に混ぜます。→五目ご飯完成」

「兄からはコレをやろう」
そう言うと、マユ王子はビンを渡した。

「兄上、これは？」

「わが家は焼肉屋さん♪」

「あ、あやちゃん？ ありがとうございます。道中で獣を捕まえて、焼き肉にして、このタレを使って食べます」


こうして、フジノ王子とメシは邪馬台国に向かいました。