ユリアノート

2

二人は邪馬台国女王卑弥呼のいる部屋に通されました。

「わざわざ、ユリア国から二人だけで来た使者というのは、おまはんらか?」

「ははっ! ユリア・ヨルが次男フジノでございます。この者はメシというものでございます」

「面をあげよ」

この時、始めてフジノとアキは卑弥呼の顔を見ました。

(綺麗だ……。いい具合に熟している
(*´Д`)ハァハァ)
とフジノは思った。

「おまはんら、何をしにきたのじゃ?」

フジノは同盟成立の条件を聞きに来たと説明をしました。


「同盟? 和睦して同盟を結びなじなするわけがあるまい!」
卑弥呼はかなり怒っている。

「結びなじなするわけ?」
とメシが言う。

「やかましい! 誰だって噛むことぐらいあるだろ! 結ぶなどするわけがあるまい!」
卑弥呼は余計に怒り出した。



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