ユリアノート
フジノだけが処刑場に連れて行かれました。メシは別室に入れられました。
「フジノ王子、貴様、メシの身代わりになる為に、わざと私を罵ったのだな。ユリア国にも貴様のような奴がいたとはな……。最期に一つだけ、願いを叶えてやろう」
「ありがとうございます。では、私の胴より下の遺体はここ邪馬台国に目立つように埋めてくださいませ」
「それは、よいが……。なぜだ?」
「はい。ユリア国が邪馬台国を占領した時に、父や兄に私の墓参りをしてもらう為でございます。目立つようにしておけば、迷わなくてすみますから」
「女王様に向かって、無礼な! ユリア国が邪馬台国を占領できるわけがなかろう!」
卑弥呼の側近がブチ切れた。
「よいよい。許すぞ。そちの国を思う気持ちがよくわかった。そちの遺体は目立った墓に埋葬しようぞ」
「ありがとうございます」
(メシよ、ユリア国のこと頼んだぞ……)
「フジノ王子、貴様、メシの身代わりになる為に、わざと私を罵ったのだな。ユリア国にも貴様のような奴がいたとはな……。最期に一つだけ、願いを叶えてやろう」
「ありがとうございます。では、私の胴より下の遺体はここ邪馬台国に目立つように埋めてくださいませ」
「それは、よいが……。なぜだ?」
「はい。ユリア国が邪馬台国を占領した時に、父や兄に私の墓参りをしてもらう為でございます。目立つようにしておけば、迷わなくてすみますから」
「女王様に向かって、無礼な! ユリア国が邪馬台国を占領できるわけがなかろう!」
卑弥呼の側近がブチ切れた。
「よいよい。許すぞ。そちの国を思う気持ちがよくわかった。そちの遺体は目立った墓に埋葬しようぞ」
「ありがとうございます」
(メシよ、ユリア国のこと頼んだぞ……)