ユリアノート
3
ヨル大王、マユ王子そして、アキは国政会議をしていました。
そこに……
「たった今、メシ殿が邪馬台国より帰還されましてございます!」
配下の者が報告をする。
「なに? 一人でか? とりあえず、早く通せ!」
大王はそう命じた。
会議室に入ってきたメシの手には風呂敷に包まれた何かがありました。その姿を見た途端に、ヨル大王、マユ王子、アキはフジノ王子の死を察しました。
フジノ王子の首を見て、ヨルとマユは号泣し、使者として彼を選んだことを後悔しました。
「メシ!! 一人で生きて帰ってきて恥ずかしくないのか!? お前という奴は我が家の恥だ! お前もあの世に送ってやる!」
兄のマユは怒り、刀を抜いた。
「兄上、私は命が惜しくて、帰ってきたのではございません。私の役目は無事にフジノ王子様の御首をユリア国に届けること。それを遂行したまでです。しかし、それも今達成できました。もう、思い残すことはありません。さあ、私をお切りください」
そこに……
「たった今、メシ殿が邪馬台国より帰還されましてございます!」
配下の者が報告をする。
「なに? 一人でか? とりあえず、早く通せ!」
大王はそう命じた。
会議室に入ってきたメシの手には風呂敷に包まれた何かがありました。その姿を見た途端に、ヨル大王、マユ王子、アキはフジノ王子の死を察しました。
フジノ王子の首を見て、ヨルとマユは号泣し、使者として彼を選んだことを後悔しました。
「メシ!! 一人で生きて帰ってきて恥ずかしくないのか!? お前という奴は我が家の恥だ! お前もあの世に送ってやる!」
兄のマユは怒り、刀を抜いた。
「兄上、私は命が惜しくて、帰ってきたのではございません。私の役目は無事にフジノ王子様の御首をユリア国に届けること。それを遂行したまでです。しかし、それも今達成できました。もう、思い残すことはありません。さあ、私をお切りください」