ユリアノート
アキは食糧庫を守っている兵を移動させました。


「兄上、なぜゆえに食糧をわざわざ敵に渡すのでございますか? まさか裏切り?」

「俺がユリア国を裏切るわけがなかろう。お前が、山賊から譲り受けた猛毒を……」

「あーっ! わかりました!! 食糧に猛毒を入れておいて→わざと食糧を奪わせる→それを食べた邪馬台国軍は→死ぬ→
我々は
(∩´∀`)∩ワーイ
ですね!」

「そうだ。この作戦でいこう」

「さすが! 素晴らしいです」

「いやあ、それほどでも」
照れるアキ。


「いえ、今私が褒めたのはロナです。素晴らしい情報を持ってきてくれたので」

「……」
アキは真っ赤になった。



そして、食糧に猛毒を入れました。後は邪馬台国軍の食糧庫攻撃を待つのみなのです。


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