ユリアノート
「なんて書いてあるのですか!?」
山本は少年のような目をして松木に訊いた。
「マユ王子からサツキ副隊長。と書かれています」
「と、ということは・・・」
そう言う山本の目から涙がこぼれ落ちた。
松木も泣いていた。
無理もあるまい。千数百年も謎だった山賊サツキ達の作戦の結果が解ったのであるから。
考古学が新聞の一面を飾るのは数年ぶりのことであった。
ユリア国マユ王の刀剣発見! 山本教授の奇跡
山賊サツキの作戦は成功していた! 褒美の刀剣がみつかる。
ポスト、クロスバ将軍の暗殺は成功していた! 山賊サツキは副隊長の称号を与えられていた。
・・・など、各新聞社が見出しをつけた。
山本は少年のような目をして松木に訊いた。
「マユ王子からサツキ副隊長。と書かれています」
「と、ということは・・・」
そう言う山本の目から涙がこぼれ落ちた。
松木も泣いていた。
無理もあるまい。千数百年も謎だった山賊サツキ達の作戦の結果が解ったのであるから。
考古学が新聞の一面を飾るのは数年ぶりのことであった。
ユリア国マユ王の刀剣発見! 山本教授の奇跡
山賊サツキの作戦は成功していた! 褒美の刀剣がみつかる。
ポスト、クロスバ将軍の暗殺は成功していた! 山賊サツキは副隊長の称号を与えられていた。
・・・など、各新聞社が見出しをつけた。