ユリアノート
鈴木ミヨはカクテルを飲み干すと、よしっ、と腹をくくったかのように、話し出した。

｢実は私は卑弥呼の子孫にあたります。このことは今まで誰にも秘密にしてきました。でも、あなた達なら話してもいいかな、って思って｣

｢どうして秘密にされていたんですか？｣
と問う山本は酔いもさめていた。

｢卑弥呼の子孫という証拠もないですし、言ったところで、何の得にもなりませんから。･･･。あれ？ 松木さん、何をしてるの？｣


松木はツイッターで『JYKの鈴木所長は卑弥呼の子孫』とつぶやいていた。


｢ちょ、おまっ、何してん、や、やめろ！｣
と鈴木が止めようしたが間に合わなかった。



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