ユリアノート
松木にツイッターを閉鎖させた鈴木は落ち着きを取り戻した。
「実は、私にはちょっとした能力があります。呪術的なことができるのです」
鈴木はそういうと、
「ょちょちょちょちょちょちょちょち」
と唱えだした。
すると、僅かではあるが、グラスが宙に浮いた。
鈴木は、もの凄いどや顔で、二人を見た。
自身が卑弥呼の子孫であると証明したかったのであろう。
「こんなことしかできませんが、私は卑弥呼の子孫なのです。信じてもらえますか?」
「っていうか、私は、なんで独身なんですか? って訊いたんですけど。話、かわってますやん」
と松木はつっこんだ。
鈴木ミヨは、卑弥呼の子孫である、と両親に物心つく前から教えられてきた。
そして、幼少の頃より日々呪術の修行をさせられ、邪馬台国の歴史・文化を叩き込まれた。
社会人になってからは、邪馬台国の謎を解くために、研究に没頭した。
結婚などする暇がなかったのである。
おかげで、邪馬台国文字とユリア文字を解読できる日本で唯一の人となったのである。
「実は、私にはちょっとした能力があります。呪術的なことができるのです」
鈴木はそういうと、
「ょちょちょちょちょちょちょちょち」
と唱えだした。
すると、僅かではあるが、グラスが宙に浮いた。
鈴木は、もの凄いどや顔で、二人を見た。
自身が卑弥呼の子孫であると証明したかったのであろう。
「こんなことしかできませんが、私は卑弥呼の子孫なのです。信じてもらえますか?」
「っていうか、私は、なんで独身なんですか? って訊いたんですけど。話、かわってますやん」
と松木はつっこんだ。
鈴木ミヨは、卑弥呼の子孫である、と両親に物心つく前から教えられてきた。
そして、幼少の頃より日々呪術の修行をさせられ、邪馬台国の歴史・文化を叩き込まれた。
社会人になってからは、邪馬台国の謎を解くために、研究に没頭した。
結婚などする暇がなかったのである。
おかげで、邪馬台国文字とユリア文字を解読できる日本で唯一の人となったのである。