ユリアノート
まず、松木真理子は前回の会見内容が誤りであることを謝罪した。

すなわち、山賊サツキのポスト将軍暗殺成功を否定した。

それは、案内板①よりわかった真事実である。

①現在地は四国地方副大臣の宝物庫なり

暗殺が成功して、褒美の刀剣がサツキに渡されているなら、刀剣が四国地方副大臣の宝物庫から出てくるのはおかしいのである。

では、四国地方副大臣とは、誰なのであろうか?

答えは、マユ王子である。刀剣にもマユの名がある。



巨大なる邪馬台国軍の前に、ユリア国は降伏を申し出た。
マユ王子は命を助けられたが、王の身分は剥奪され、四国地方副大臣に任ぜられた。

というのが、松木らのチームが出した答えである。

サツキの暗殺計画が失敗したので、あらかじめ作っておいた刀剣は宝物庫におきざりになっていたのである。


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